八雲町の昆虫
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モイワサナエ
札幌の藻岩山で最初に採れた種類で、体長 43~46mm の小型のサナエトンボを指します。北海道では5月中旬~8月にかけて現れ、河川の中流から上流や湿地の中に生息しています。また、他の種類と違って、ほとんど平らに近い場所でも羽化します。
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ウスバキトンボ
7~8月頃南方から北海道に渡って来る、大きさ約4~5cm のトンボです。お盆の頃に一番多く見られることから「ボントンボ、ホトケトンボ」の別名があります。朝露のまだ残る山地に行くと、おじぎをした様な形で草に留まっているのを見かけます。
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アカアシクワガタ
一瞬、コクワガタと思うのですが、よく見ると足のももの部分が赤く、判別することができます。
大きさは約3~4cm で、ヤナギやミズナラなどの樹液を吸いに集まり、八雲では7~8月にかけて多く見られます。 -
コムラサキ
国蝶のオオムラサキに対し小形で、光線の加減により羽が紫色に変わる蝶の一種です。
花には集まらず、八雲では川沿いや山道の水溜まりに吸水またはコナラ、ヤナギの樹液に集まっている所を7~8月にかけて見ることができます。 -
コキマダラセセリ
草花好きの約2cm の大きさの蝶です。草の上を忙しく飛んで花々を訪れては、羽を閉じて吸蜜しています。
八雲では7~8月頃に山地の至る所でノハナショウブ、ノアザミなどの花で吸蜜している姿を見かけることができます。 -
コエゾゼミ
酷似しているエゾゼミより少し小さな約4~5cm のセミで、胸部の黄色い模様が途中切れているところで判別できます。
木に逆さまに留まって鳴いていることが多く、八雲では8月頃に一番多く見られます。