樹木

八雲町の樹木

  • ブナ

    北海道では渡島半島だけに分布する、温帯地域に生息する落葉樹です。黒松内はその北限地帯にあたり、園内ではビュウヒ川沿いに見られます。高さ30m にも達するものがあり、樹皮は灰白色できめが細かく、地衣類などが付着し、独特の模様を彩っています。葉は楕円形で、薄くてやや固め。縁は波打ち葉脈のところで少しくぼんでいる感じです。別名ソバグリ、ソバグルミともいい、実はそのまま食べられます。

  • トチノキ

    園内のビュウヒ川沿いに見られます。葉は対生する長い柄(10~20cm)につき、小葉の形は長卵形~倒卵状長楕円形で、長さ15~40cm 、巾3.5~15cm になります。葉縁は少し波打った鋸歯状で、5月頃の花は枝先に15~20cm の円錐状の花序をつくります。花弁は白色、中央部は淡紅色をしています。果実は径4cm ぐらいで倒卵状形をしています。栗によく似た種子で、苦みを抜けば食用になります。